「火の女神ジョンイ」というドラマをご存じですか?
16世紀後半が舞台で、有名な光海君が出てきますよ。
光海君の人生はドラマチックだから
この時代を扱ったドラマが
好きな人も多いのではないでしょうか。
「風の絵師」「シンデレラのお姉さん」などの
ムングニョンさんが主演をつとめています。
2016年12月、BSフジで無料放送されているので要チェックです。
以下ネタバレを含みますので先に無料視聴からどうぞ♪
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火の女神ジョンイのあらすじ
女性として初めて<沙器匠>の座に
上りつめた朝鮮一の陶工、ユ・ジョンが主人公です。
百婆仙という実在の女性がモデル。
彼女は豊臣秀吉の治世での
文禄・慶長の役で日本に連れてこられた陶工です。
ジョンにはお母さんがいませんが、
ウルダムという優しいお父さんに育てられています。
昔、ウルダムは
宮中での磁器を扱う部署のトップで働いていました。
でも、性格の悪いガンチョンという奴にはめられて
追い出されてしまったのです。
しかもジョンは知らないけど
本当のお父さんはガンチョン!
ガンチョンはウルダム憎さに彼の恋人を襲い、
それで妊娠してしまった子供がジョンだったのです。
ひどい話ですね。
ジョンは優しいお父さんのもとで
幼なじみのテド兄さんと兄妹のように育ちます。
ある日ジョンは若き光海君に出会い
2人はほのかな恋心を抱くようになるんです。
火の女神ジョンイのネタバレと感想
歴史上の事実とされていることについては
ネタバレしまくりの感想なのでご注意を!
*****
このドラマの面白いところは
なんと言っても日本に連れてこられた女性陶工を
モデルにしていることです。
とっくにドラマの題材になっていてもおかしくないのに
2013年放送のこのドラマまで扱われなかったのですね。
文禄・慶長の役は朝鮮の陶工を
ムリヤリたくさん連れてきたそうで、
別名「焼き物戦争」と言われているくらいだとか。
秀吉が朝鮮に攻め込めと命令しているシーンとか
日本軍が来て朝鮮の民がパニックになっている
シーンは、見ていて複雑です…
でもこの戦争によって
日本での焼き物技術がすっごく上がったそうです。
儒学者も連れてきたのでそのあたりでも
かなり進歩があったのだとか。
一方、人材を失い国も荒れ果てた朝鮮は
持ち直すまで結構大変だったそうで、
うーん、これも複雑…
韓国の歴史ドラマって日本が絡んでいるものは
複雑な気分になるものが多いですね。
「名家の娘ソヒ」とか…
*
よく「韓国ドラマは史実を無視しまくり」
という意見がありますが、私はむしろそこが好き。
なぜならどんな歴史上の人物にも、
史書には書かれていない
いろんな人生があったと思うからです。
史書には書かれていない
それぞれの人生での喜びとか悲しみとか
人との出会いがあったはずで、
そこを脚本家の想像力で埋めていくのが
歴史物の醍醐味だと思うのです。
それに史書に書かれていたことが
「最新の研究で間違いだったとわかった!」
とかもありますしね。
百婆仙もいろんな思いを持って陶工として生きて
日本に連れてこられて、陶器を作っていたんだろうなあ。
私はむしろ彼女が
日本に連れてこられてからの人生が気になります。
二度と祖国の土を踏めない悲しみの中で、
同じく連れてこられた多くの陶工たちの指導者になって。
旦那さんも息子もいたし、
すごく長生きしたみたいだし、
それなりに幸せな一生だったのでしょうか。
どんな思いを持って日本で生きたのか、
そんなことを描いたドラマがあったら見てみたいですね。
ここから先、最終話のネタバレがあるので注意です!
書いちゃいますよ~
*****
「火の女神ジョンイ」では
光海君とのロマンスも重要なのですが(これは完全フィクション)、
私は断然テド兄さん派でした。
だからテド兄さんの恋が実らないどころか
死んじゃったときはもう呆然ですよ…
せめて恋を実らせてくれよ…
テド兄さんどんだけかわいそうなのよ…と
ガックリです。
でも、ネットで嬉しい情報を目にしたのです!
百婆仙の旦那さんである深海宗伝の朝鮮名が
キムテドだったらしいんです!
これを知ったときは興奮しました!
リアルテド兄さんは幸せだったのね~と。
でもネットで見ていたら
「それはデマ」と書いてるブログも発見…
どちらが本当かわからないけど
テド兄さん派の私としてはデマじゃないと信じています!
まとめ
ジョンが陶工として上り詰めていくまでの
サクセスストーリーとしても
楽しめる「火の女神ジョンイ」。
悪役のガンチョンとのバトルも見応えがあります。
女性陶工という新しい題材のドラマなので
是非見てみてください。
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