沈黙(映画)キチジローの最後を考察してみた!窪塚洋介の演技力も

2017年1月に公開された
「沈黙―サイレンス―」。

 

人間の弱さを象徴するキチジローを
演じきった窪塚洋介さんがすごすぎました…

 

この演技ならアカデミー助演男優賞も
いけるのではと思っていた私。

 

それなのに「沈黙―サイレンス―」が
助演男優賞どころか作品賞にもノミネートされず、
ノミネートは撮影賞だけだったという
ニュースを聞いてかなり悔しい思いでおります…

 

でも、窪塚さんに私の心の中で勝手に
「2017年助演男優賞」を捧げたい!

 

今日はキチジローと窪塚洋介さんについて
書いていきたいと思います。

 

沈黙 窪塚洋介 画像

 

1979年5月7日生まれの窪塚さんは今年38歳。

 

もうすぐ不惑…イケメンって老けないんですね。

 

177㎝の長身とスタイルのよさは外国の俳優さんにも
引けを取っておらずとてもかっこよかったです。

 

「沈黙―サイレンス―」での役どころ

窪塚さん演じるキチジローは
何度も信仰を捨てたり人を裏切ったりしても
懲りずにまた切支丹に戻ろうとするキャラクター。

 

でも私は命を守るために
踏み絵を踏むキチジローを
責める気には全然なれませんでした。

 

むしろ「私もキチジローみたいにするだろうな…」
と思います。

 

原作者の遠藤周作さんも
「キチジローは私自身だ」とおっしゃっていて
「やっぱりそうだよね!」という気持ちです。

 

以下最後のネタバレあるので注意。

 

ビデオパス

 

キチジローの最後を考察してみた!

踏み絵は形式的なものであって
踏んでも心の中で信仰を続ければいい…
そう思ってしまうのは
私が無宗教者だからなのでしょうか。

 

とは言え、信仰を持つどころか司祭であるロドリゴも
村人の命を救うために
踏み絵を踏んで「転ぶ」ことを選択しました。

 

でもラストシーンで、
ロドリゴが
信仰を捨てたわけではなかったことがわかります。

 

それはキチジローも同じでした。

 

なぜそれがわかったかというと…

 

踏み絵を踏んだ「転び者」は、定期的に踏み絵を踏んで
「信仰を捨てたかチェック」を
受けなければならなかったそうです。
(健康診断のように思えた…)

 

ロドリゴが踏んだあと、
キチジローが今までどおり踏むかと思いきや
ふところに十字架を隠し持っているのが
役人にバレてしまいます。

 

そしてどこへだかはわかりませんが連れて行かれてしまい
それを最後にキチジローは二度と現れません。

 

キチジローはどこに行ったのでしょう?

 

そして無事なのでしょうか?

 

そこは見た人にゆだねられているのですが
キチジローは無事でいるだろうと私は思っています。

 

十字架を持っていたからには
キチジローは尋問を受けたと思われますが
きっとまた踏み絵を踏んだでしょう。

 

そして助かり、ほとぼりがさめた頃
ばれないようにまた十字架を手に入れたはず。

 

それを繰り返すのが彼の人生なのでは、と思います。

 

キチジローの生き方を「かっこ悪い」とか
「一貫性がない」と言う人もいるでしょう。

 

でも私は思うんです。

 

「転び者」と後ろ指を指されても
信仰を捨てきれず神様にすがろうとする、
そんなキチジローは実は誰よりも
神様を信じているのではないか?

 

「弱い自分でも神様は守ってくれる」

 

そんな無条件の神様の愛みたいなものを
信じられるのがキチジローの強さなのでは…

 

それってすごい信仰心じゃないか!?

 

無宗教者が偉そうに書くのは
抵抗があるんですけれども…

 

一番いいのはロドリゴのように
形式的には踏み絵を踏んでおき
心の中で信仰を続けることなのだろうと思います。

 

命も無事ですみますし。

 

でも弱いキチジローはついつい
お守り的なモノを持ちたくなってしまうのでしょうね。

 

その弱さに私は共感できるし
そういう方は多いのではないかと思うのですが…

 

「沈黙―サイレンス―」のメイキング的な
番組をNHKで放送していたのですが、
監督以外の製作者たちが
「キチジローには早く消えてくれと思った」
というようなことを言っていました。

 

キチジローは日本人にしか共感できない
キャラクターなのでしょうか?

 

そのあたりがアカデミー賞とれなかったことと
関係しているのかなあなんて思う私です。

 

まとめ

キチジローは弱くて裏切り者で、
一方ロドリゴの苦しみを理解できる
ただ1人の男でもある…

 

演じるのがとても難しいキャラだと思います。

 

素晴らしい演技を見せてくれた窪塚洋介さん。

 

もっとたくさん映画に出てほしい!

 

この映画、原作とラストが違うところも
ポイントです。

 

是非原作も読んでみてほしいと思います。

(アマゾンで売れてる~)

 

余談ですが2月4日から始まる土曜ドラマ
「真昼の悪魔」の原作者は
「沈黙―サイレンスー」と同じ
遠藤周作さんなのです!

 

「真昼の悪魔」の原作も面白かったので
楽しめるドラマなのではと期待をつのらせております。